情痴港

人魚と恋の悲しい港。

この辺りには、悲しみに暮れ、堕ちたエルフの歌が流れている。
彼女の歌声には精霊族の輝きが残っているようだった。ゆったりと軽やかに、しかしその中の悲しみは泡のように岩場に打ち寄せていた。触れると破れて、脆く絢爛している。
精霊語がわかれば、歌詞の中で彼女と彼との昔話を聞くことができる。
「あ~里切る匂いの海風、偽善の彼氏....」

図	キャラクター
	【深海魅惑】 「深海魅惑」はもともと風吟の谷の中で軽やかに歌う優雅な精霊である。 悪魔にとりつかれて崖に落ち、日々悲歌を歌い、人の心を魅了する艶やかな人魚の海の怪物に転落した。 深海魅惑の上半身は人類となり、下半身は魚の尾。体の鱗が、船燈や月の光に輝いていた。 深海魅惑はクールで美しい外見を持っている。 灰色の瞳は悲しみに満ちていて、泣きじゃくる姿がどこかいとおしい...